どうも御無沙汰しております。
ヨーグルトメーカーで作る自作ヨーグルトにたっぷりハマってしまった左糖です。
前回、ヨーグルトメーカー選びを紹介してからおよそ1ヶ月経つわけですが、その期間、様々な設定で作り方を検証してみました。
その時の感想もメモっておきましたので、参考にしてみてください!
自作ヨーグルトの基本の作り方をおさらい
まずはオーソドックスにヨーグルトメーカーを使った「基本の作り方」を紹介していきます。
なお、私も持っているアイリスオーヤマのヨーグルトメーカーでの作りかたになります。
自作ヨーグルトの作り方
ヨーグルトメーカーについている自動メニューを使うと、驚くほど簡単に作ることができます。
①牛乳パックから100グラム分の牛乳を取り出し、市販のヨーグルト(種ヨーグルト)を100g入れ、よく攪拌します。
②牛乳パックをしめ「クリップ」で止めた後、ヨーグルトメーカー内におさめ、スイッチを入れます。「自動メニュー」ボタンを1回押すと「プレーン」にランプがつくので、その状態で「スタート」ボタンを押してください。
③指定の時間数経つとビープ音がなり、電光掲示に「End」と表示されます。これが出来上がりの合図です。
アイリスオーヤマの特設ページにある説明を参考に紹介してみましたが、とても簡単そうですね!
しかし、ここには触れられていない注意点が色々とあるのです。。
(説明書を読むと書いてあります💦)
基本の作り方での注意点
ヨーグルトメーカーでの基本の作り方をする際は、以下の点は十分に注意してください。
牛乳パックの内側に触れてはならない。
ヨーグルトメーカーで調理中は、牛乳パックの中は乳酸菌が活躍し、牛乳の成分をヨーグルトに変えていきます。しかし、牛乳パックの内側に手で触れるなどして「雑菌」が入ってしまうと、その働きを阻害しかねないので、注意してください。
雑菌が入ってしまうとどうなるかというと、平たく言うと「腐れ」ます。
失敗すると、ヨーグルトではない「危ない匂い」がするのですぐにわかると思います💦
調理器具は熱湯消毒をしなければならない。
説明書にも書いてあるのですが、調理器具(ヨーグルトメーカー本体を除く付属品、クリップ・スプーン・攪拌棒など)は熱湯消毒が必要です。
これを行わないと、前述と同様「雑菌」が牛乳パック内に混入してしまうためです。
沸騰したお湯を調理器具にかけ流すか、ボウルなどに入れ熱湯に数分つけてください。
ヨーグルトメーカー調理後も雑菌に気を付ける。
牛乳パックでヨーグルトメーカーを作ったあとは、基本、牛乳パックのまま保管します。
ここが鬼門です。非常にめんどうです。
縦長の牛乳パック(おおよそ1,000g)から1食分のヨーグルト(おおよそ75g)を取り出すのは中々めんどうです。しかも、知らぬうちに「牛乳パックの内側に手で触れてしまう」んですよね。
保管中は冷蔵庫に保管するので雑菌の繁殖も抑えられるのですが、食事のたびに常温状態に取り出し、少しずつ雑菌が付いてしまうので、最終的には牛乳パックから「よくない匂い」が醸されてきます。
さらに面倒なことではあるのですが、調理直後に「小分け容器に入れる」か、「小分け容器で作れるヨーグルトメーカーを買う」のが良いかと思います。以下のタイプであれば調理前から小分けなので、調理後の雑菌の心配をする必要がありません。
以上で触れた注意点は、ヨーグルトメーカーの販売ページ・通販ページにはなかなか書いてないです。おそらくは「面倒くささ」や「腐敗する危険性」が、購買率に影響するからでしょう。
この記事を見た読者の皆様には、しっかりと正しい知識を持ったうえで、自作ヨーグルトに挑戦していただければと思います。
自作ヨーグルトのカスタマイズ項目
ここからは、自作ヨーグルトを作る際に変更できるポイントをお伝えしていきます。
私が試した項目には私の感想も添えております。
※私はレビューワーの一人であり、専門家ではありません。
ここで紹介している結果や感想は私が個人的に試した内容ですが、環境によってその通りの結果にならないこともございます。
ご自身でお試しになる際は自己責任でお願いいたします。
調理時間を変更する
調理時間は、自動メニューでは「8時間」(機種によっては9時間)となっています。
これを長くすると、固形化が進み、また酸味が強くなります。
温度設定との兼ね合いもあると思いますが、酸味の苦手な方は時間を短く設定してみましょう。
設定温度を変更する
設定温度は、自動メニューの「プレーン」モードでは42度に設定されているようです。
ヨーグルトメーカーでの調理中、本体内の温度を変更することができます。
乳酸菌が活発に活動するのは20度~45度らしいです。
参考:乳酸菌は何度で死滅するのですか? | 乳と乳製品のQ&A | 一般社団法人日本乳業協会
しかし上記の記事にもある通り、乳酸菌の種類によっても変わるようです。
私個人としては、42度(デフォルトのまま)がちょうどよいように思えます。
加糖のタイミング
加糖できるタイミングとしては、以下の3つのパターンがあります。
- ヨーグルトメーカーで調理する前
- ヨーグルトメーカーで調理した後
- 食べる前
調理前に加糖すると、牛乳にとって不純物だからなのか、固まり方が不均一で、舌触りが少し良くない感じがありました。
調理後の加糖の場合、攪拌するのでドロドロの液体状になってしまいます。口当たりはなめらかになりますが、これは好みによるかもしれません。
ヨーグルトの固形感が好きな方は、食べる前に加糖するのが良いかもしれません。
出来上がり後に攪拌するか
ヨーグルトメーカーの説明書には明記がありませんが、調理後に「攪拌する」ことで、味の不均一さを防ぐことができます。
専門家ではないため理屈は分かりませんが、ヨーグルトメーカーでの調理後は、固形化の具合が均一ではないように感じます。パックの上の方は比較的固まっていますが、下の方はドロドロのことが多いです。
また、上の方が酸味が薄く口当たりもなめらか、
下の方は酸味が強く、まばらに固形感があり、ちょっと違和感があります。
このあたりは個人差や乳酸菌での違いもあるかもしれませんが、私は「攪拌」するようにしています。
調理後に小分けをするか
前述しましたが、調理後に小分けをするかどうかでも味や触感が変わってくるように思います。
私は100gずつ離乳食用パックに小分けにしますが、小分けを行った方が味のばらつきが無いように感じます。
牛乳パックで保管し、毎回牛乳パックから取り分ける場合は、牛乳パック側の匂いもありますし、少しずつ劣化しているような感じがあります。
(味自体はさほど変わらない気はするのですが)
出来上がり後にすぐに冷蔵庫に入れるか
ヨーグルトメーカーでの調理後は、牛乳自体も温められ、40度前後になっています。
冷蔵庫に物を入れる前は「粗熱」を取るのが常識ですが、40度くらいならば、そのまま入れてもよいように思います。
私の場合、調理後に一度攪拌するので、小分け後に常温で1~2時間くらい放置しています。
この方が、酸味感と固形感がしっかりついて、よりヨーグルト感を楽しむことができます。
まとめ:カスタマイズは安全第一に
自作ヨーグルトは、ヨーグルトメーカーを使うことで驚くほど簡単に作ることができます。
しかしその裏では、「菌によって発酵されている」ことを忘れてはいけません。
前述でもふれたとおり、雑菌がまざっり、さらにその中に有害な毒素を発生させるものがあれば、食中毒になる可能性もあります。
この記事でご紹介した「カスタマイズ項目」も、まずは基本の作り方から、少しずつ時間を増やしたり温度を変化させたりして、様子を見ながらお試しいただければと思います。
もし、面白いカスタマイズ方法をご存じの方は、ぜひコメントにてお知らせくださいませ!